バロヴィエール・アンド・トーゾー (イタリア/ヴェネツィア)
1295年にヴェネツィア・ムラーノ島で設立。世界で最も古くからあるガラスメーカーで、ガラスの伝統を維持すると同時に革新的な試みにも注力している。人間の持つ真の感情や、空間の持つ格別な空気感を刺激するような、古典的と現代的、両面の最高峰の装飾照明を作り出すことをミッションとしており、唯一無二のデザイン、絶妙な匠技、創造性と融合した技術によって、時代を超えたマスターピースの製作に取り組んでいる。120以上のコレクションと、それらのカスタマイズや完全特注生産でデザイナーと協働し、世界中のラグジュアリーホテルや高級ブランドの旗艦店をはじめ、オフィス、公共施設など、あらゆるプロジェクトに最適なソリューションを提供している。
ペンタ (イタリア/ カビアーテ)
1975 年に家具業界の商社としてスタートしたペンタ社。その洗練された提案手法によりすぐに頭角を現すが、興味深く分かりやすいデザインで、最高の品質を伴ったものが必要と考えた結果、照明の部門に特化することを決める。照明メーカーとして業界のリーディングカンパニーと肩を並べるまでに成長したペンタ社は、品質、優雅さ、機能性、素材のマッチングに拘った開発を続けることで唯一無二の存在となり、そのコレクションは劇的な進化を遂げることとなった。生産の専門化を促進する一方、技術者とデザイナー、品質管理部門は常に情報交換を行うことで、メーカーとして躍進し、現在の地位を得るに至る。経験、品質、信頼、厳格な生産管理を強みとして、ホテル、レストラン、客船、公共施設などの巨大プロジェクトの分野においても製品が採用されているが、生産とサービスの両面でリサーチを続けることで、さらなる精度向上と納期厳守を達成している。
ヴェ二チェム (イタリア/ モリアノ)
2013年にMelissa Lunardi(メリッサ・ルナルディ)とMassimo Tonetto(マッシモ・トーネット)という2人のデザイナーによって設立。2人は90年代後半よりヴェネツィアのムラーノガラスと照明を独自に組み合わせた製作活動をしていた事から、ヴェネツィアのアメリカ読みVeniceと2人の頭文字MからVENICEMと名付けられた。世界中のクライアントにカスタムメイドで唯一無二のデザインと伝統のあるイタリアの職人技を組み合わせた商品を届けている。吹きガラス、クロムメッキ、金属、木材、大理石を組合せて、個性的でユニークな作品を生み出している。
ダヴィデ・グロッピ (イタリア/ピアチェンツァ)
1980年後半、イタリアのピアチェンツアにある小さな研究所から始まり、その後独創的でユニークな製品を世に送り出すブランドとして確立。その製品デザインはシンプルさ、軽さ、感情、発明、驚きを基本的な要素としている。
ダヴィデ・グロッピの作品は、必要なもの、あるいは重要なものに生命を与える必要性から生まれるが、そのデザインアイディアのインスピレーションとなるものは美術品や既製品、魔法や自分の手でものを作りたいという願望、または単に光で遊び楽しみたいという衝動である。
ダヴィデ・グロッピにとって光は誘惑や興奮のための素晴らしい方法で、協力者や協力会社と共に長年にわたって世界中で国際的なプロジェクトに携わっている。特にホスピタリティの分野での活躍は顕著で、有名なシェフたちがダヴィデ・グロッピの照明を選んで使用している。
多くのコレクションが名誉ある賞を受賞しており、2019年にはメイド・イン・イタリー製品の最も重要なアクセラレーターであるアルタガンマ財団の一員となった。
マルセット (スペイン / バルセロナ)
光で空間を照らすとき、私たちは光によって見えるものと見えないものが決まり、そのコントラストは驚きをもたらす。どのような環境においても、ランプはその場所とつながり、調和をもたらし、周囲に親しみと温もりを生み出すオブジェとなる。こうして光は、私たちがその場所にふさわしいと感じ、心地よいと感じる助けとなる。
マルセットのコレクションは、屋内・屋外を問わず、まぶしくなく、やわらかく、私たちを包み込んで空間に溶け込ませるような照明デザインを提案している。光という言語を通して、美しさをもたらし、空間を際立たせ、その空間をより住みやすいものにしたいという考えのもと、照明づくりをしている。
フォンタナアルテ (イタリア/ミラノ)
1932年にガラス製造会社のオーナーであったルイジ・フォンタナとジオ・ポンティによって設立。新しい手法による現代的な装飾技術を確立する中で、ジオ・ポンティは、当時ガラスアートの工房のオーナーであったピエトロ・キエーザを迎え入れ、早期モダニティの精巧さを具現化する代表的なメーカーへと急速に発展を遂げることとなる。1950年代、マックス・イングランドがアートディレクターに就任し、工業生産の体制も整い大きく近代化。その後、デザインディレクションはガエ・アウレンティに託され、多くの若手デザイナーと共に表現することの経験を追い求めていった。1998年には様々なデザイナーと歩んできたその功績に対してイタリア工業デザイン協会(ADI)からコンパッソ・ドーロ賞が贈られた。今もなお世界中のデザイナーとともに、最先端のコレクションを送り出し続けている。
タト (イタリア/ ガルガッロ)
“Dreamed and Made in Italy”をコンセプトとし、私達が無意識に持っている自由への夢をデザインし、それをイタリアの素材と職人の手作業で実現する。イタリアを代表する建築家でありインダストリアルデザイナーでもあるジオ・ポンティや著名なデザイナーの作品を取り入れ、そのデザインを現代に掘り起こす。どこかレトロな魅力を放つ作品を作り続けている。
ルクスボックス (ブリスベン/ オーストラリア)
2006年、デザイナーのJason Bird(ジェイソンバード)により設立。
吸音性の高い素材をシェードに採用する事で空間に反響する不要な音を低減する照明を開発し、ここ数年の職場環境のオープンスペース化に対応、職場空間を幸せで健康的で生産的な環境にすることに貢献している。また、サステナビリティ(持続可能性)にも力を入れており、吸音シェードは100%がリサイクル可能、灯具にはエネルギー効率の高いLEDを採用。その性能とデザイン性、環境への取り組みから、吸音照明シリーズは数々の世界的な賞を受賞している。
ヴィビア (スペイン/ バルセロナ)
すべての人はより良い空間を求め、また空間そのものはそこを造った人、設計した人、住む人、そして楽しむ人を演出する要素となる。ヴィヴィアは、人と空間は相互に影響し合うという考えのもと、その中の光の果たす役割について研究を重ねている。光は、この世界を形創った第一の力であり、今現在様々な形で利用されているが、ヴィヴィアがミッションとして掲げるのは、すべての人が生活し、働き、行き来する空間を認識するのをより簡単にすることである。独自のラインナップの照明器具で空間に合った正しい光を供給し、その結果、消費者、建築家、インテリア・照明デザインのプロの力を引き出すことに成功している。時には人々を驚かせるような、適切かつ予想外のアイデアを織り交ぜながら、人々が空間で生活する方法を学び理解することで進化を続け、人々の感情に影響する光を提供し続けている。